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みなさん、こんにちは。
桃の節句も過ぎ、日ごとに春めいてまいりました。時折寒い日もありますが、たしか
に春の暖かさを感じられるようになってきましたね。これだけ暖かくなれば、あの花
がそろそろ見られる頃合いです。
――そう、日本を代表するピンク色の花、桜です。
ちなみに、例年ある「桜の開花予想」はどのように行われるかご存知ですか?
諸説ありますが、有名なのは「桜の開花600℃の法則」でしょう。これは、2月1日を
起点として、毎日の最高気温が600℃になったら桜は開花するというもの。地域に
よって何℃かの差は変わってくるようですが、桜の開花には気温が重要のようです。
桜の開花予報といえば、他の花ではあまり聞かない特徴がありますね。「三分咲き」
など、桜の樹にある花が満開になる前の様子を指す言葉があり、私たちはそれを日常
的に使っています。これは日本の代表的な花であるからこそでしょうか。
開花
標本木で5〜6輪以上の花が開いた状態
三分咲き
標本木の樹冠で約3割の花が開いた状態
五分咲き
標本木の樹冠で約半分の花が開いた状態
八分咲き(満開)
標本木で八割以上のつぼみが開いた状態
散り始め
花びらが落ち始めた状態
葉桜
桜の花が散り、若葉が出始めた頃〜新緑で覆われた状態
このような順番で桜は開花〜葉桜の一途をたどります。地域によって差はあります
が、だいたい開花から4日〜7日程度で満開(八分咲き)になるそうです。その後、1週
間くらい経つと、花が散り始め、少しずつ葉桜に近づいていきます。桜の花を楽しめ
る期間は案外短いものですね。
この時期、各地方で「さくらまつり」を開催しているところもあります。桜並木がず
らっと並んだ公園をお散歩したり、広場にシートを広げてピクニックしたり、せっか
くの桜の季節、思い切り楽しむと良いでしょう。降ってくる桜の花びらを手にできた
ら、なにか幸せなことがあるに違いありません。……夢中になって、まわりの人にぶ
つからないよう注意してくださいね(笑)
なかなかお花見の時間が取れない方も、通勤時やお出かけをする際、桜の樹を見かけ
ることはきっとあることでしょう。一本の桜の樹が開花から散ってしまうまでは早い
ものですが、複数本あって、さらにいろいろな種類の桜の樹があれば、意外と長く楽
しむこともできます。「こちらの樹は散り始めたけれど、こちらはちょうど満開に
なったところだね」と、桜の樹の違いを楽しむこともできるかもしれません。
3月、桜の季節。せっかくなので素敵な桜で季節を楽しみながら、お外へ出かけてみ
ませんか?みなさんが感じた春の桜を、ぜひ私たちにお聞かせください。
ご来店、心よりお待ちしております!